【特 徴】
介護が常時必要な方に入浴、排泄、食事の介護や掃除や洗濯等の生活支援、血圧測定や薬の管理などを支援していただけます。
【対象者】
要介護の3、4、5の方が対象ですが、要介護の重度の方や緊急性が高い方が施設判定で優先的に入居されます。
【料 金】
年金額等で料金は異なりますが、8万円~15万円が目安となります。
世帯収入が低い方は、国の制度を利用することで、施設によっては、5万円程度の費用負担になる方もいます。
【留意点】
順番待ちが多く、申込から入居までは時間を要します。世帯の収入や預貯金により、月々の料金が異なります。
特養の介護職、看護職、ケアマネジャーがサービスの担当者となりますので、自宅で利用していたヘルパーやデイサービス、ケアマネジャーのご利用できなくなります。
【特 徴】
介護を必要とする方に、特養と同じような介護サービスやリハビリなどを提供し、自宅復帰を目標とする施設です。
【対象者】
要介護1~5の方が対象です。入所の期間が3~6ヶ月が基本となり、ベッドの回転率が高い為、特養と比べて順番待ちは早い傾向にあります。
【料 金】
年金額等で料金は異なりますが、8万円~16万円が目安となります。特養と同様に世帯収入が低い方などは、国の制度を利用することで、5万円程度の費用負担になる方もいます。
【留意点】
特養と比べ順番待ちは早いが、在宅生活を目標とする施設のため、長期的な入所が難しい場合があります。特養と同様で、世帯の収入や預貯金額で月々の料金が異なります。担当者も特養と同じで施設の職員へ変更となります。
【特 徴】
認知症の診断を受けた方たちが、介護や掃除洗濯などのサポートを受けながら共同生活を行う施設です。
認知症状のある方同士が、少人数で家庭的な雰囲気で生活します。
【対象者】
医師から認知症の診断を受けた方。
要支援2、要介護1~5の方で、市内に住民票がある方。
【料 金】13万円~16万円が目安となります。
入居時に敷金や退去時に清算金が必要な場合があります。
【留意点】
順番待ちは比較的少ない傾向にありますが、入居定員が1施設9名(2施設併設で18名)と部屋数が少なく、身体面でお元気な方も多い為、空室が出にくい傾向にあります。
身体的に重介護となった場合は、施設によってが対応困難となり、特養等へ転居が必要になる場合があります。
【特 徴】
食事の提供や掃除・洗濯などの生活支援サービスがついた施設です。介護が必要になった場合、ヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスを利用しながら施設で生活を続けることができます。
【対象者】
介護認定や心身の状態で施設ごとに対象者が異なりますが、要介護1~5の方を対象としている施設が多く見受けられます。
【料 金】
10万円~25万円と幅広く、安価な施設から高級な施設まで様々な施設があります。
入居時に一時金や敷金、退去時に清算金が必要な場合があります。
【留意点】
順番待ちは比較的少ない傾向にあります。医療が必要な方や重介護となった場合も対応できる施設もあれば、対応困難となり特養等へ転居が必要になる施設もあります。
施設によって、入居対象者や料金、サービス内容が全く異なります。
建物も一軒家タイプやマンションタイプと様々で、最も多い施設の1つです。在宅生活が困難で、特別養護老人ホームの入居を待つ間の施設としても活用されています。
【特 徴】
24時間介護スタッフが常駐し、、食事、入浴、排せつなどの介助サービスや掃除や洗濯などの生活支援が受けられます。
【対象者】
要介護1~5の方が対象ですが、施設によって要支援の方も入居できる施設もあります。
【料 金】
16万円~28万円と幅広く、住宅型有料老人ホームより少し高めになる傾向があります。
施設によって入居一時金、敷金等が掛かる場合があります。
【留意点】
特別養護老人ホームと同じようなサービスが受けられ、入居対象者も幅広い受入れが可能です。住宅型有料老人ホームより待機者が多い傾向にあります。
施設見学を初めてする方から、「どのようなところに注目して見学すれば良いかがわからない」との質問をいただきます。見学時に特に注目しておくべきポイントを、下記にまとめましたのでご参照ください。
施設見学は、パンフレットやホームページでは知ることができない情報を入手できる絶好の場です。入居した後も自身が望んだ生活が送れるように、積極的に質問しましょう。
1.建物外観と居室の設備
・建物の外観や玄関周りは、施設の顔とも言えます。建物が古い、新しいに関わらず、整備されている施設は
お客様に対して配慮があるとも言えます。
・居室は施設によって、間取りや広さ設備が異なります。
・トイレや洗面、収納の有無やナースコールの位置が異なります。
・ベッドも備付の場合と介護保険のベッドレンタルの場合があり、家具、家電や日用品など持ち込みが必要な
物や持ち込めない物の確認が必要です。
・施設の立地として、駅やバス停、駐車場の有無なども確認しておくことで、施設入居後も色々な方との交流
が継続しやすくなります。
・施設には共有スペースとして、食堂やお風呂以外に娯楽スペースやリハビリ器具なども設置している施設が
あります。利用制限がある場合もありますので、どのような方が利用できるか確認しておきましょう。
・廊下の幅や手すりの設置も事故防止の観点から確認しておきましょう。
・施設の新聞や食事の献立表などの掲示物は、施設のサービス内容を知る機会になりますので、積極的に確認
しましょう。
・館内の清掃状況、臭いなど、消毒液の設置の有無などは、感染対策にも影響しますので衛生面にも注目しま
しょう。
・スタッフの身だしなみや言葉遣い、挨拶の有無、表情などは、見学時に最も重要な項目の一つと言えます。
見学時に案内される方だけではなく、遭遇するスタッフが日常のお世話をしていただく方なので目を向けて
みましょう。
・スタッフの人数や介護職、看護職、リハビリ職などの配置状況も施設ごとに違いがありますので、確認して
おきましょう。特に夜間帯のスタッフ人数は、緊急時の対応に関わりますので、確認しておきましょう。
・入居者さまが最も気にされるのが食事です。ホームページなどの掲載写真は、見栄えの良い食事の写真を
掲載する傾向にありますので、見学時に食事を見たいことを要望するのも一つの方法です。
・飲み込みの状況に合わせた食事形態や糖尿病などの治療食対応がどの程度可能なのか。また、おやつや行事
食などの開催頻度なども質問してみましょう。
・本人が購入した飲食物や家族からの差し入れの制限がある場合もありますので、ライフスタイルに合った
対応ができるか確認しておきましょう。